早川敏夫司法書士事務所

任意売却とは?メリットと注意点を司法書士が解説

任意売却とは?メリットと注意点を司法書士が解説

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任意売却は、住宅ローンの返済が難しくなった場合に利用される手続きです。
しかし、任意売却を進めるには債権者との交渉や複雑な手続きが必要になります。
今回は、任意売却の基本と司法書士に依頼するメリット、注意点について解説します。

任意売却とは?

任意売却は、住宅ローンなどの返済が難しくなった際に、金融機関などの債権者の同意を得て不動産を売却し、売却代金を借金返済にあてる手続きです。
競売とは異なり、市場価格に近い金額で売却できる可能性があり、生活再建に向けた選択肢として有効です。

任意売却のメリット

任意売却には3つの大きなメリットがあります。

  • 競売より高く売れる可能性が高い
  • 引越しやスケジュールの相談ができる
  • プライバシーを守ることができる

ひとつずつみていきます。

競売より高く売れる可能性が高い

任意売却を行うメリットとして、一般の不動産市場で販売するため、市場価格に近い金額で売却できることが挙げられます。
競売の場合、一般的に売却価格は市場価格の7割以下になることが多く、債務が残る可能性が高くなります。
任意売却なら売却益を最大化できるため、残債の圧縮につながります。

引越しやスケジュールの相談ができる

任意売却のメリットとして、売主が主導して売却時期や退去日を調整できるため、余裕をもって新しい住居探しや引越しの準備ができることが考えられます。
競売の場合、裁判所の命令で強制的に退去を求められるため、精神的・時間的に大きな負担となります。
一方で、任意売却は柔軟な対応が可能です。

プライバシーを守ることができる

競売になると、裁判所の公告や専門サイトに物件情報が公開され、住所・写真・物件詳細などがインターネット上に公開されます。
そのため、近隣に知られることも珍しくありません。
任意売却なら通常の売買と同じ扱いになるため、プライバシーを守りながら手続きを進められることがメリットとなります。

任意売却の注意点

任意売却には、信用情報機関への記録や、債権者の同意が必要という注意点があります。
また、住宅ローンを滞納した情報が信用機関に記録されるため、今後のローンやクレジットの審査に影響がでる可能性があります。
さらに、売却にはすべての債権者の承諾が必要なため、調整に時間がかかる場合もあります。
そのため、早めの対応と専門家の支援がポイントとなります。

まとめ

今回は、任意売却の基本や、メリット・注意点について解説しました。
任意売却は市場価格に近い金額で不動産を売却できる可能性がある反面、売却後の債務整理など慎重な対応と専門的な知識が求められます。
手続きに不安があるひとは、早めに司法書士などの専門家への相談を検討してみてください。